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むかしむかし、紀の国は阪本村(三重県御浜町坂本)に弥九郎という鉄砲のうまい猟師がいた。ある時、用があって新宮へ行った帰り道、夕やみの中を歩いて行くと道端にオオカミがうずくまっていました。 オオカミは大きな骨がのどにささってくるしんでいるのです。 弥九朗が、その骨をぬきとってやると、オオカミは弥九朗のあとをしたって、いつまでも送ってきた。弥九朗は、「もう送るにおよばん。もし良ければ、お前が子供を産んだら1匹おれにくれぬかのう」そういってオオカミを山へ帰してやった。
それからしばらくしてからの朝、キャンキャンという鳴き声に外へ出てみるとまるまると太ったオオカミの子がいた。弥九朗は、このオオカミの子に「マン」と名付けて、大切に育ててあげた。マンは立派な猟犬になり、村のみんなに“弥九郎の犬”と呼ばれ、可愛がられた。
ある年の事、新宮の殿様が、このあたりの村々の鉄砲うちを集めて狩りをすることになり、弥九朗も「マン」を連れて出た。狩りが始り、殿様は山の高みから、狩りのもようをながめていると、そこへ一頭の手負猪が殿様めがけて飛びかかってきた。みんながうろたえていると「マン」が猪めがけて飛びかかりあっという間にのどぶえをかみきり、猪をたおしました。殿様はたいそう喜ばれ、おほめの言葉とごほうびをどっさりもらって村に帰った。
オオカミの血(ち)を引くといわれる紀州犬の始まりはこの「マン」だという。
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≪ 紀州犬をモチーフとした壁画 ≫ |
紀州犬の発祥の地と言われる三重県御浜町坂本の新田トンネルです。紀州犬の壁画がダイナミックに描かれています。(当犬舎から車で15分のところにあります)
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≪ 紀州犬発祥地看板 ≫ |
新田トンネルを進み新明神滝トンネルを越えた所に「紀州犬のふるさと 弥九郎伝説の地」という看板があります。 |

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≪ 弥九朗の紀州犬の里 ≫ |
自然が一杯なので、のんびりしてて開放感があります。空気がおいしく水もきれいなので川の水も透き通り、 夜の星空は都会とは比べ物にならないくらいきれいです。 |

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三重県インターネット放送局のホームページで、紀州犬マンの峰弥九朗ものがたりが音声で紹介されておりますので是非アクセスして見てください。 |
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